運営者情報(田代悠)

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運営者:田代悠(たっしー)について

はじめまして!閲覧ありがとうございます。
たっしーこと、田代悠と申します。FTMの現在26歳です。

普段はサラリーマンとして働いています。
その傍ら、月に数回法人向けにLGBT研修の講師として登壇し、当事者として、また一人の社会人として時には会社(特に人事)の視点でお話をさせていただいています。

このサイトについて

当サイト「トランスドットコム」は、LGBT、特にトランスジェンダー、FTMに関する知識を詰め込んだサイトです。
「トランスジェンダーとは」「FTMとは」という基本的なことから、日常生活のこと、治療の手順や費用のこと、就活のことなどなど......。僕自身の体験談も含めて、LGBT、特にトランスジェンダーFTMに関することをお届けします。

僕自身は、22歳の頃に性別適合手術を終えたFTMです。
18歳の頃から治療を考えていた僕は、圧倒的な情報量の無さに四苦八苦しました。
「情報が手に入らない」「気軽に相談できる人がいない」という閉鎖的な空間で、自分で選択肢を狭めてしまったり、孤独に過ごすこともありました。

そんな人を減らせるよう、当事者に向けて、そして当事者を取り囲む全ての人へ向けて、役立つ何かを提供したくて立ち上げたサイトです。

拙いなりに纏めておりますので、どうぞよろしくお願いします。

当事者の方へ

セクシュアルに関して、人に話しにくい事や言葉で伝えづらい事がたったくさんありますよね。
勿論、人それぞれ違う悩みもあると思います。
確かに苦しくて仕方ないときもあるかもしれません。

でも僕は、その一つ一つと真剣に向き合う時間をぜひ大切にしていただきたいなと思います。
そしてこのサイトが、その悩みの解決に少しでもお役に立てたら幸いです。

もしどうしても誰にも話せずに、苦しくて仕方ないときはコメントをください。
決して自分で自分の選択肢を狭めないでください。

一つ僕からお伝えしたいことは「セクシュアルはあなたを構成する要素の一つでしかない」ということ。
「セクシャルがあなたの全てではない、反対にそれなしではあなたではない」ということ。

とはいえ以前の僕は、自分のセクシュアルに対してマイナスに考えてしまうことの方が多かったです。
「FTMじゃなければ」「なんで僕は女性の体に産まれてしまったのか」なんて思ったこと何度もありました。

でもあるとき僕は気付きました。
僕がFTMであることはマイナスなことでもなければ、誰かと比べて劣等感を抱く必要もないことだと。
セクシャルも「左利きである」「身長が高い」「癖毛」などの特徴の一つに過ぎないのではないかと。
僕自身が、勝手に自分でマイナスに捉えてしまっていただけなのです。

どうか当事者である皆様には、前向きに自分のセクシュアルと付き合っていただきたいと思います。
「セクシャルがあなたの個性である」とまでは言いません。
だから、ただ「そのままのあなた」で良いと僕は思います。

当事者の身近にいる方へ

「もしかしたら友達が悩んでいるかもしれない」「子供が悩んでいるかもしれない」「職場の人が悩んでいるかもしれない」「どのように接したいいか分からない」
そう思ってこのサイトを訪れてくれた方もいるでしょう。
このサイトはそのような方々にも、分かりやすくLGBTについて情報発信をしていきます。

ここで突然ですが僕の話をさせてください。
僕は、周囲の人の支えで今前を向いて生きています。
元々僕は、自分がFTMであることが、嫌なこと・ダメなこと・未完成な人間であることのように捉えていました。
だからこそ僕は周りのみんなに話すのが恐かったです。
話してしまえば、みんなに嫌われるんじゃないかと本気で思っていました。

でもいざ僕がカミングアウトしたその時(18歳当時)、「それでも田代は田代でしょう。今までと何も変わらないよ。」と自然と僕を受け入れてくれる人が沢山いました。
FTMである前に僕は、田代悠という1人の人間であることを友達や家族など周囲の人に教わったのです。

僕はこの人たちを大切にしていきたいと思って、今日まで過ごしています。
多くの当事者にとってセクシュアルを誰がに話すことはまだ勇気のいる行為です。
周囲の方の反応や対応次第で、最悪の道を選んでしまう当事者もいれば、僕のように楽しく過ごすことができる当事者もいます。

「セクシャルについてしっかり理解してくれ」というつもりは全くありません。
ただ「その人の存在を受け入れる」だけで良いのだと思います。
セクシュアルに関係なく全ての人が、互いに歩み寄る心を持っていたら嬉しいななんて思います。

そしてその先に「理解したい」「もっと知りたい」と思った際には、このサイトを参考にしていただければ幸いです。

もし「こんな情報が知りたい」「こういう時は周りとしてはどうしたらいい?」などの疑問があれば、コメントやお問合せをください。

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